土曜日の朝は、いつもよりちょっとゆっくりできるのがいい。道も空いているし、電車のダイヤもちょっとだけ遅い。
寒さは少しおさまっているとはいえ、まだまだ布団から出たくない朝。全ての動作が緩慢になって、側から見ている分には愉快かもしれない。
そうやってダラダラして、結局時間ギリギリに家を飛び出した。いつもより混んでる道にあせあせしつつ、駅まで猛ダッシュしてなんとかホームに飛び込んだ。2分前!セーフ!! プシュー。電車は目の前で発車した。
……あれ? 何で?? 39分の電車がナンデ??
今日、金曜じゃねーか!!!!!!
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というバカをやらかしていたのが今朝。次駅発特急に課金するか迷ったものの、一本後の電車に賭けたら定刻2分前に着きました。当然朝の準備は後ろにずれ込んだけれど、私しかいないので多少は大目に見ていただきたい。
しかし、いずれやらかすかもしれないとは薄々思っていたけれど、一生トラウマに残りそうな経験をしてしまった。今後電車に乗るたびソワソワしそうで辛い。そもそも土日祝だからってギリギリに出る癖が悪い。
そしてそんな日に限って別業務が舞い込んできて作業が進まなかったり、早すぎる冬眠から目覚めた虫が飛び回ってたりと色々あったのだけれど、何よりいちばん辛いのは明日も仕事ということだ。だってもう昨日から今日が土曜のつもりだったんだもん。明日行けば休みだ〜〜! って思ってたんだもん……。つらい。
夜、小澤征爾さんの訃報を知った。
あまりクラシックを聴かないので小澤さんの凄さは全然理解してると言えないのだが、先日読み終わった文學界二月号で江崎文武さんが小澤さん指揮・ガーシュウィンのピアノ協奏曲を紹介されていて、いい曲だなーと思いながら聴いていた。『ぼくの音楽武者修行』も『小澤征爾さんと、音楽について話をする』も読み終わってないけれど、きっと朗らかで優しい方なのだろうと文章からも伝わってくるのだった。
ご冥福をお祈りします。