別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

240519雑感

高速バスの夜に、意識がすこしうっすらする程度の「睡眠」以上を期待するのは間違っているだろうか。

おそらく3時ごろに少し、そして横浜で隣席と後ろが降りた後、ようやく席を倒せてから少し。計1時間ぐらいは意識が朦朧としていた気がするが、眠ったとは言い難い。ほぼ徹夜である。エア枕の効果はほとんどなくて、むしろ背中に挟んだりお腹で抱えてた時のほうが心持ち楽だったような気がする。なんにせよ、もうそろそろ格安バスでの強行は厳しいのかもしれない。

 

6時、バスタにぽつんと放り出されたので、まずは飯処を探す。疲れてるので、せめてできたての温かいものが食べたい。すき家へin。390円の朝食がこれ以上なくありがたい。

朝方に聞いていた文フリ関連のPodcastで、流通センター駅混むよ〜という話があったので、そのまま現地へ直行することにした。モノレール浜松町駅、狭い空間に交差するエスカレーターの感じが良い。

モノレールも人生で2回ぐらいしか乗ったことがないので、ちょっとワクワクした。

 

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流通センターには7時ごろ着いてしまい、当然搬入もまだ始まっていないので人は全然いない。ただ思っていたよりロッカーが少なかったので、早い目に来て良かった。差し入れを全てリュックに移してスーツケースを預け、近くで時間を潰すことにする。

 

マップを見ていると野鳥公園があるらしい。ここで昼前まで過ごそう。ただ9時開園なので、それまではあちこちにある埠頭公園をぶらぶらする。東屋とベンチと原っぱとトイレ。最低限のものは揃っていた(ただ思っていたより遠くて、帰りもまたこれを歩くのがちょっと疲れる)。

 

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9時前にぶらぶらと移動して野鳥公園へ行った。たまたまイベントをやっていて、入場料が無料だった。埠頭の湿地にやってくる鳥を観察できるとのことだったが、季節なのか天気なのか、鳥はあまり見当たらなかった。そもそも双眼鏡も望遠レンズも持ってないのでいたとしても見えないのだったが。

林の中から聞こえる鳴き声が「シーキチン」にしか聞こえない鳥がいたのだけれど、何だったのだろうか。

 

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そんな感じで野鳥と親しんでいると9時を回っていたので、来た道をまたのこのこ歩いて流通センターに戻った。

スーツケースを引いた人が次々と建物の中に入っていくのを見て、ああこれが即売会…!と一人感動してしまう。

自分がお顔を存じ上げているぐらいあちこちに出られている方も、初めて即売会に参加する方も、皆が同じように荷物を引いて歩いてゆく。その一体感みたいなものが強く感じられる。

 

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静かな熱気という言葉がよく似合う光景。列に並んだ人たちはみな手持ちの本を読んだり(ハードカバー持って来てる人、すごいな)、おそらく「設営完了」ポストを追っているのだろう。スマホに釘付けになっている。

ここは会場前通路。右手にはホールとの間を遮る白い壁、そして左手にはパキスタン料理店がある。流通センターというぐらいだからてっきり巨大な倉庫かと思っていたが、普通に白くて綺麗なでっかい空間だった。

 

Webカタログとメモ帳と睨めっこしつつ、脳内でルートを組み立てている。おそらく第一展示場から出たら1時間は再入場も難しいのではないだろうか。というか出たくても出られなさそうだ。

今回考えたルートは、壁際文學界ブースを始めに左、つまりZからAへと向かってゆくもの。エッセイコーナーにはプロ作家さんも多く混雑が予想されるので、先に渋滞の中を突っ切ってしまおうという計画だ。

今ここに並んでいる人たちも、皆同じようなことを考えているのだろうか。あと10分であの扉が開く。そして祭りが——

 

 

 

気が付いたら現金がほぼ尽きていた。日頃の月平均書籍購入量を遥かに上回る支出。お祭りって怖い。

最初の1時間ぐらいはまだフロア内も歩きやすくて、なんだこんなもんか〜と油断していたら、14時ごろからシャレにならないぐらい混んできて、両端の通路なんて歩いていても全然進まない感じになってしまっていた。わたしは優柔不断なので「あ、これいいな、でも他にもっと欲しいものがあるかもしれないし、先にあっちに行ってまた戻ってこよう」などとやってるうちに、どこに行ってどこに行ってないのか全然わからなくなってしまって、せっかく用意してきた差し入れも半分以上配れないままになってしまった。

まあ、最初に欲しいと思っていたものは大体買えたので、開場前から並んだ甲斐はあっただろう。ただし第一展示場にほとんど費やしてしまって、第二展示場を全然見られなかったのが無念だ。

(特に小説なんかはその場で読んで判断するなんてのがほぼ無理なので、やはり事前の下調べがもっと必要だった気がする)

 

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文学フリマで買った本

 

15時、予定通り会場を後にして、モノレールとJRを乗り継いで両国に向かった。駅を降りるとあたり一帯が相撲とちゃんこだらけ。それもそのはず、両国国技館のお膝元である。

 

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しかし今回の目的は国技ではなく、お知り合いのトリ活動をバックアップすることだった。

トリ活については説明すると山鳥の尾のしだり尾ほどにも長くなるので省かせていただくが、今回は「喫茶ランドリー」という不思議な空間の一部を借りて(当鳥曰く「のっトリ」して)グッズ販売やシルクスクリーン制作、撮影会などを行っていた。

 

愉快な活動の中心トリこと「委員鳥と副委員鳥」。怪しいトリではございません、たぶん。

 

トリ活動は「なんとなく楽しそう」だけで行われている活動で、99%非営利のアソビである。遊ぶために5人のもの人たちが400キロも離れた場所からやって来て謎めいたことをしているのはなかなか理解されないが、その謎活動にはすでに30人以上か巻き込まれている。愉快だなぁと思う。

しかし考えてみると、この活動の遊びの精神と、趣味で同人誌を作って即売会で頒布するというのは、けっこう近い感じなのかもしれないなあと思った。

 

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夜はトリの人たちのと打ち上げに参加した。今頃文フリ関係の打ち上げもあちこちで行われているのだろうか。

東京という個人的に心細いアウェー空間で知り合いとわいわい遊べることは、自分的にはとても心強く思える。よい夜だった。

 

そこからまた歩いたり電車に乗ったりして宿に着いた頃には21時過ぎで、歩数は2万5千歩を超えていた。日頃の4倍は動いているので、明日は反動でやばそうだなぁと思う。