家にいて音楽を聴きたいとき、今すぐ聴きたいならばスマホのスピーカーからそのまま流してしまうこともあるが、ゆとりを持って聴きたい、あるいはBGMとして流しておきたいというときには、3世代ぐらい前のAmazonEchoに話しかけている。
しかしこの音声認識精度はお世辞にも良いとは言えず、果たしてそれが世代の問題なのか声質なのか、それともアルゴリズムによるものなのかはわからないが、3回に1回ぐらいは意図したものとは違う音楽を再生される。リクエストがメジャーなポップスじゃないのが悪いのか。
しかし、そんなエラーが未知の音楽との出会いになることも割とあって、最近知ったのはアーロン・コープランドというアメリカの作曲家だった。
自分はそんな積極的にクラシックを聴く人間じゃないし、どちらかというとゲーム音楽が入り口となって聴き始めている人間なので、古典とかロマン派とかよりももうちょっと現代寄りの方が耳に馴染む気がする。たぶんホルスト以降の20世紀初頭ぐらいの感じだろうか。で、アーロン・コープランドも同じく戦前戦後ぐらいに活躍した作曲家である。
代表作の「アパラチアの春」というのが1944年のバレエ曲で、この展開のわちゃわちゃした盛り上がり方とか、低音の動きが映画っぽいというか、ここからジョン・ウィリアムズとかに繋がってるんだろうな〜って感じがすごくある。よく知らないから勝手な想像だけど。
あんまり覚えていないけれど、中学の音楽の授業とかであった鑑賞は、バロックから時代順に近代へと向かってやっていた気がする。でも逆に、近代の曲からさかのぼった方が、とっかかりとしていいんじゃないかなあ。
最近疲れが溜まっていて、電車の中でも本を開く気力がなくなってしまっている。だから代わりにコープランドの曲で癒されているんだけど、そうこうしているうちに明日は文學界七月号の発売日である。六月号、まだ最初の2作しか読めていない。毎度のごとくヤバめである。
今日なんとか帰りにページを開いて読んだのは長嶋有さんの『僕たちの保存』。古物商の武上さんってなんか聞き覚えあるな?と思ったら、四月号の『ゴーイースト』と繋がっているお話だった。そういう連作もあるんだ!と、ちょっと嬉しくなった。しかしこれ以前にも掲載されていたのかが気になるところ。
コープランドを聴いていたらやっぱりジョン・ウィリアムズも聴きたくなったので調べたら、2023年東京公演の音源が配信されていた。30年ぶりに来日していたらしい。うわー行きたかった。でもチケット取るの難しかっただろうなぁ。御大ももう90ということで、次回の公演は難しいかもしれない。行きたいものには行けるうちに行っとくの、ほんとに大事だ。
music.apple.com