夢を見た。
園児たちの集合写真を撮るカメラマンの後ろで人形を動かして、必死に子どもらを振り向かせようとしている。
「あっ、ホラホラ見て! 何か出てくるよ!? 誰だ誰だ〜〜? ほら、頭が見えた!!」
そんな必死のアピールにも関わらず、子どもたちは好き勝手に騒いでいて、全くこちらを見てくれない。
そこに謎の人物が現れて、このようなことを言う。
「あなたの声が鼻にかかっているから、子どもたちは聞き取れないのだ」
「鼻炎だからどうしてもこんな声になってしまうんだ」とぼくは咄嗟に反論するのだが、
「それはアレルギーを放置しているあなたが悪い」
と切り捨てられる……
とまあ、なんで夢の中でまでこんな理不尽な思いをしなきゃあいけないんだという、とてもモヤモヤするような場面だった。
実際に人生でこんな場面を経験したわけではないのだが、「自分の短所やコンプレックスを指摘されて、さらに自己責任を問われる」というような経験は昔からあった気もするし、具体的に個々の出来事を覚えておらずとも感じていた言いようのない辛さは忘れられず、想起されてしまったのかもしれない。
昔から鈍感だし、会話中の頭の回転は遅いし、優先順位が狂っていたり、空気を読めなかったりする人間だったので、「正論」的なもので批判されることは多々あった気がする。そして批判されるとパニックになって余計に顰蹙を買う……というようなことを繰り返してきた結果として、「なるべく人と関わりたくない」という今の自分があるのかもしれない。

夢の中では小さな反論を試みられているだけ、十数年前の自分よりかは成長しているのかもしれない。
しかしそもそもこういう夢を見るということは、かなり強烈に自己批判を内面化しちゃっているということなので、そのことにはちょっと絶望する。