
霧に沈むトリ……なんかピューリッツァ賞とか取れませんかね。無理か。
5/4
二日休んだので(休めてないが)今日はバイト。朝だし空いてるかな〜と思った電車はふつうに混んでて気力が削がれる。
『本の雑誌 2026年4月号』を読む。特集は「日記の時代」ということで、巻頭本棚グラビアも日記屋月日だ。古本のラインナップを見ていると、昨今の日記ブーム以前の日記本は文士や学者のしっかりした本が多いんだなぁと分かる。
特集で面白いのが植本一子さんと古賀及子さんの対談「書けないことは書いてない!」。感情を全面に出す植本さんと、あえて感想的なことは書かないようにしているという古賀さん。異なるタイプのお二人だから面白い。
あまり自分の感想を信頼してないんですよね。感情というか、思いみたいなものを信用してない。だから周りのものを見て、その何を取捨するかみたいなところにすごく信頼を置いている感じですかね
(『本の雑誌 2026年4月号』 本の雑誌社/P37)
古賀さんが感想禁止にしているというのをはじめて知ったが、言われてみれば確かに古賀さんの日記は描写の比率が高い。
一方の植本さんも年齢を重ねて落ち着いてき、古賀さん的な方向に向かいつつあると話されており、そういう変化はあるんだなぁと思った。
「自分の感情には興味がないけど、自分の周りのことには興味がある」っていうのはもう完全に自分と逆で、そっちのほうが読んでて気持ち良いし面白いからそうなりたいと思うんだけど、まだ自意識がダメだな〜。果たして不惑になれるのか。
インタビューではセルフケア的な文脈を求められるが、本当は何も出力しないでいられる状態がベストなのでは…という植本さんの話は、感覚的にすごくその通りだなと思う。健全で満たされていれば創作なんていらないみたいな話に近いかもしれない。
藤岡みなみ「3つの言語で書く3年連用日記の実験」。三年日記を英語→中国語→日本語で書いてみるという。言語を切り替えることを「コード・スイッチング」、文化の価値観を切り替えることを「カルチュラル・スイッチング」というらしい。言語を変えると人格もちょっと変わるというのはよくあるけれど、自分はなぜかそこがちょっと怖かったりする。演じることの怖さみたいな感じかも?
仕事は割と暇で、ぼーっとしながら一日を終えた。昨日あれほどブックオフを巡ったくせに、一度帰宅してから30分かけてまた別の店舗へ行った。前からちょっと狙ってた本が50%引になっており、さらに20%OFFで実質7割引。勝った。
5/5
いつもよりやや早く起きたので、半年ぶりぐらいに体操をする。毎日ちゃんとラジオ体操していた時期があったなんてなぁ。
『本の雑誌』のつづき。永江朗「日記で日本の歴史を振り返る!」は平安から令和までの日記文学を概観。勉強になる。
独立系書店という言葉がまだ使われず、個性派書店などと呼ばれていたころ、そうした店にはたいてい武田百合子の『富士日記』(中公文庫)があった
(P58)
昔からそういう層に愛読されていたんだなあ。
とりあえず林芙美子と武田百合子は早いうちに読まなきゃなと思う。
「新刊めくったガイド」ではネッテルの『一人娘』、こだま『けんちゃん』、久永実木彦『雨音』などなど最近の読書会で紹介されていた本がたくさん出てきており、参加者みんな本の雑誌読んでる…? 感度が高い人が多いのだろう。
仕事終わり。今日こそは直帰するぞと思っていたのだが、しかしまだ行けていないブックオフに後ろ髪を引かれすぎて、バスに飛び乗って向かう。しばらく乗っているとGoogleMapsで調べた経路から外れてゆき、「あれ? おかしくない……?」と不安に思ったものの「バス停がずれている可能性もあるし…」と迷っていたが、どんどん離れていったので慌てて降りる。Google、許さん。余計に250円を払い、しかも無駄に10分ほど歩くことになった。
そうまでして立ち寄ったブックオフは流石にセール最終日ということもあって、良さげな本はあらかた掘られてしまった感じがあった。それでも何冊かは買ってしまったが。。
5/6
山の上で開催されていたトリの祭典に行く。昨年はかなりの霧で山道運転が怖かったため、今年は雨天中止! ということになっていたはずが、晴れると思っていたらまさかの雨。再び真っ白な山道を登り登りて会場の保養地まで行くのだった。
トリ活については説明するのが難しいので、気になる方は「委員鳥と副委員鳥」でお調べください。
ここ最近ずっとほんわか調子が悪く、このような内外の寒暖差が大きい場所ではしゃぎ過ぎるとまた悪化するのではないかと不安だったのだが、結局はしゃいでしまった。久々に人の写真を撮ったが、楽しそうな人を撮るのは楽しい。
帰りにブックオフへ。いやもうセール終わってるやん! と思われるかもしれないが、それでもいつ来ても良い本がある店舗なので、近くまで来たのなら寄らざるを得ない。結果的に小川洋子『思慮深いうたたね』、林芙美子『浮雲』などを見つけたので良かった。
さすがに5日連続ブックオフは人生で初めてだった。もう当分行かへんで。(行く)
先日Xで話題になっていた朝日新聞の「溜め込み症」の特集。もう明らかに自分もどんぴしゃでそれだと思う。家族も割とそうだし。遺伝かどうかはわからないが。
こういうアディクション的な状態は実害が出なければまあいいんじゃないかな〜という派だけれども、いずれ大変になるのは目に見えているので、軽減できるものならば軽減したいとは思う。ただそれは「本を買う・貯める」ことで代替されている何かしらにちゃんと目を向けなければならないことになるので、簡単ではないだろう。
この方の場合は元々卒論のためという目的もあるし、岩波文庫とちゃんと読まれている本もあるようだし、棚を見てもめっちゃいい本並んでるし。無理に捨てる必要はなさそうだけれど、それが心理的負担も引き起こすのであれば対処すべきなのだろうな。
あえて不安になる行動を取っても、平気なことを確認する暴露療法を通じて、不安に対する耐性を身につけた。「本を捨てても大丈夫なんだ」と少しずつ思えるようになった。
とのこと。自分はもう「そのうちどうせ来る災害でおじゃんになったら諦めよう」と思っている節があるが、ちゃんと自分の手で手放さないと暴露療法にはならないかもなぁ。。
5/7
昨日とは打って変わって快晴。朝からすでにちょっと暑い。来週は30度などとニュースで言っており、あ〜ついに今年もまた「暑さ」が来るのかぁ。。。とげっそりする。
南陀楼綾繁『本のある場所を訪ねて』(教育評論社)を読む。独立系書店や小出版社へのインタビュー集。最近割とこういう本はたくさん出ているけれど、南陀楼さんということもあって(そして業界誌の連載でもあり)、超有名店ばかりじゃないのが良い。さらに我が地元の本屋さんが登場してるのがアツい。
やはり独立系は他業種からの転職開業が多く、県庁職員やカメラ雑誌編集者など様々なバックグラウンドが見えるのが面白い。
5/8
今朝もめちゃくちゃ眠い。そのくせ夜はなかなか寝付けないんだよな〜。
眠すぎて動きが鈍く、電車を一本乗り過ごした。結果的に空いてて座れたのは良かった。
南陀楼さんの続き。小出版社のセレクションがさすがに渋いというか、ローカルな人々をしっかり取り上げている感じが良い。岡山文庫とか。
初めから立派な志がある出版社もある一方、仲間たちで何となく始まって長年続いているというパターンもあるのは凄いなぁ。
5/9
11時ぐらいに起きる。体が重い。が、イベントをやる予定があるため頑張ってお外に出る。
イベントは1on1。告知は頑張っているがなかなか難しい。でもだからと言って内容をキャッチーにして有象無象のイベントと動員の取り合いみたいなことはやりたくない。個人的には5〜10人ぐらいがいちばんやりやすいかなと思う。
5/10
最初に6時過ぎに起き、そこから寝溜めしようと何度も睡眠と覚醒を繰り返していた。
今日はもうダメやなという感じだったので、諦めてアニメとかを観まくるいつものやつで時間を溶かす。短い物語をとにかく頭に詰め込んで意識をどっかに追いやる。これでその日一日は生き延びることはできるのだが、あまりやり過ぎるとまともに思考できなくなったり気力が限りなく低減するという抑うつ作用があるため、なるべく頼りたくはない…。のだが、この泥沼もなかなか抜け出せない。合法ドラッグ。

