別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

いまさら田舎に何もない

今朝はラジオ体操ができなかった。

一日のQOLは、ラジオ体操ができるか否かで決まる。体操ができなかった朝はそのままずるずると寝てしまい、遅い朝食をとってまた寝る……みたいな一日になりがち。今日はたまたま図書館の返却期限が来ていたので、昼過ぎ出かけたついでにアイスを食べて、夕方はあの温泉に入って、何とか夜は寝られそうである。

要は、ちょっとした外出である。そんな大きな用事とかなくていいから、ちょっとぶらっと散歩して……みたいなきっかけさえあれば、「体を動かさなさすぎてしんどいけど動けない」みたいな悪循環に陥らなくて済むのだ。コンビニに行くとか、公園をぶらぶらするとか、そういうので十分なのだ。

 

そう考えたとき、普段あまり考えなかった田舎の不便さが急に意識されてきた。

コンビニ・スーパー、車で5分。公園、車で15分。木陰やベンチのあるような整備された公園、車で30分。

そう、全てが地味に離れている。田舎において車5分はゼロ距離に等しいが、これが徒歩になると10分ちょっとはかかるわけで、暑い日に歩いて行くのはなかなかしんどい。そもそも車に乗るだけの気力がないときにそれは厳しい。

つまり、車がないと本当に気軽なお出かけもできない。

 

ああ、これが不便ってことか……。

 

別に都会に住みたいとは思わない。商業施設もおしゃれな喫茶店も映画館も徒歩圏内になくたって生きていける。

なんならむしろ、自然が欲しい。川とか、海とか、森とか。ちょっと歩いて、コンビニ(なんて便利なものがなくて、ローカル商店とかでもいい)でアイスでも買って、河原のベンチに座ってチルっていたい。ただそういう場所って観光地とかじゃないと滅多になくて、その辺の河原は草ボーボーだったり林に囲まれてたりしてゆっくり休めるような場所じゃない。

愛媛の港町はそんな感じだった。田舎度でいうとおそらく地元よりそうなんだけど、商店・郵便局・座れる海岸が全て徒歩圏内に収まっていた。逆に伊豆の山奥はもっと陸の孤島でヤバかった。

 

もし今後、どこか別の場所に住むことがあるのならば、「何となくぶらっと散歩してゆっくりしていられる場所」のあるなしは、けっこう重視したいな。

 

 

ちなみに大阪の東住吉にいたときは、長居公園が徒歩圏内だった。今になってあのありがたさを感じている。植物園、もっと行けば良かった。