できることならば田舎でのんびり生きて死にたい。田舎すぎるのも老後大変だから、適度な地方都市でもいい。都会怖い。
フッ軽(&懐温か)で展示やライブやその他諸々の文化的な催しのために都会までたびたび出向いたりする人もいるけれど、自分はそもそもなるべく家から出たくないのだし、出たとしてもその辺の田んぼの水面をぼーっと眺めているような人間なので、なおさら都会からは足が遠のいていく。人が多すぎるのも怖い。1時間歩いて畑帰りのおばあちゃんに一人会うか会わないかぐらいの感じで十分だ。
そんな圧倒的に都会の似合わない自分が東京へ行くというのだからおおごとである。でもこういうのは、行きたい気持ちがある時に行ったほうがいいからね。文学フリマ東京38。盛り上がりすぎて入場が有料になっちゃった、あの東京文フリである。
私が文フリに興味を持つようになったのは、読書会に通うようになったせいぜいここ2年ぐらいで、だから昔のことは全然知らない。同人誌即売会として名前を聞いたことがあったかなかったか、という程度である。しかしここ最近の文フリの盛り上がりようはすごいらしい。実際、文芸誌で文フリの特集が組まれていたり、個人書店に行くと文フリで人気だったZINEが並んでいるのが当たり前のようになっている。ちょっと商業チックになりすぎではないかという感もするのだが、でもそれがなければ多分興味を抱かなかったと思うし、難しいところだ。
カタログを眺めていても、二千近くある出店者の中からまだ見ぬ運命の出会いを見つけ出すのは、かなり難しいと感じる。どうしても有名どころ、発信力のある人たちの作品が印象に残ってしまう。やっぱりイベント直前に探すんじゃなくて、日頃から創作活動している方を追いかけていないとだなあ。
会場マップを見ながら、どう廻るのが最適なのかをずっと考えている。大阪文フリでもけっこう広いな〜なんて思っていたけれど、50近くの出店者が並ぶ島がAからZまであるというのは想像も及ばないぐらいの広さと混雑度だろう。ある程度は流れみたいなのがあるのかなあ。人気サークルには最初から人が多そうだし、普通に壁側からザーッと順番で歩いて行ったほうがいいのだろうか。全然イメージがわかない。
あと手土産を渡したり少し話したい方も数名いらっしゃるので、その準備もしなければならない。もう今週末だけど何にも準備できてなさすぎて大変だ!
とまあそんな感じでそわそわしている今週です。
文フリのあとに2日余分に休みを取ってあるので、そこで行く本屋巡りとかも考えないとなあ。