別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

古い花火

ダイソーで買った花火をきょうだいでわいわいやっていると、花火ならたくさんあると言って、父が倉庫から大量のおもちゃ花火を持ってきた。

「ワクワク」「びっくり!」などの文字が踊るパッケージは、どう見ても20年以上前のもの……。果たして花火に使用期限があっただろうかと恐る恐る着火してみたら、普通に花火だった。

ロケット花火にネズミ花火、UFO花火なんて謎の花火もある(プロペラがついている)。もしかしてこれは結構貴重なものなのではないか……? 

さすがに昔みたいに家の庭で仕掛け花火をやるわけにもいかないし、どこか広くて安全な場所でやってみたい。

 

手持ち花火をやるのは久しぶりだったが、思った以上に短い。線香花火ってこんな短かったっけ? もうちょっとじんわり燃えていくイメージがあったけれど。古いから?

ダイソーの花火は長さを謳っているだけあって、それなりに花火をやってる感を味わえた。

火花がだんだん手先に向かってきてちょっと焦る感じとか、終わった花火を靴底でゴリゴリして、バケツに付けるときのジュワって音とか。

花火をやっていると、昔の自分と今の自分が一つにつながっているのを強く感じる。

 

そして今、キーボードを叩く指先の煙臭さに、どうしてもセンチメンタルを感じてしまう夏の終わり。