別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

240508雑感

数年前のめちゃくちゃ鬱だったときの名残みたいなもので、たまにすごい無意な日を過ごしてしまうこともある。

起きる、食べる、横になる。
Twitter見て、落ち込んで、死にたいなんて書き込む。
どうしようもなくしんどくて、寝る。

今日はそういう日だった。
「休みの日なのに予定入れすぎてやばい」なんて言ってるときの方がまだ健康なんだろうな。

こういうとき、本を手に取れたならば、もう少しマシな一日を過ごせるのだろうなあと思う。でも読むのにモチベーションと体力が必要な人間なので、しんどいときほど本は読めなくなる。動画なんてもっと見れない。Twitterはちょっと見れる。でも落ち込むから見ない方がいい。じゃあもう寝てしまうしかない。


昼過ぎから寝て、起きたら夕方だった。カーテン越しに明るい光が差していたので3時ぐらいかなと思ったらもう6時で、まだ感覚が季節に追いついていない。
結局家から一歩も出なかったな。


あまりにもアレなんで、気になっている本について書く。
エッセイや読書ガイドを読んでいるとたまに『富士日記』を推す文章に出会うので、いつか読んでみたい。
紹介文には天衣無縫とか無垢とか純粋とか色々書かれているので、たぶん読んでいて爽やかな気持ちになれる作品なのだと思う。
文庫で3巻ある作品なので手に取るのをためらっているのだが、今が買うタイミング、というときが来たならば買ってみたい。

村上春樹の短編。
最近知人が読み始めてハマっているらしい。村上作品は初期三作とノルウェイ、多崎つくる、壁を読んでいて、全て長編である。
個人的には長編に漂っている倦怠感みたいなのは好きなので、世界の終わりあたりも読みたいと思っているのだけれど、短編も気軽に読めそうで気になる。
意外と鬱っぽいときに集中して読める作家かもしれない。

『きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく』
これはまだ出てない本。漫画家・今日マチ子さんのエッセイだ。6月3日発売。
今日さんのコミックは少しずつ読んでいる。Cocoon、Minami-no-gram、夜の大人、朝の子どもの三作。あとがきの文章も好きだなーと思っていたので、エッセイが出るのは楽しみだ。

オー・ヘンリーとサキ
海外文学の短編といえばこの二名の名がよく出てくるらしい。文学に疎すぎて全然知らなかったのだが。
サキ短編集は比較的古本でも目にする機会があるが、サドと混同していて敬遠していたレベルで知らなかった。以前読書会で『レジナルド』が紹介されていて、短編集を買って積読している。一方のO・ヘンリーはフックオフとかだとあんまり見かけない気がするが、単に知らなかっただけかもしれない。がついに京都で均一棚から見つけて買った。津村記久子さんの『やりなおし世界文学』でも紹介されていて、読んでみたいと思っていた。
どっちから読もう。


3年ぐらい、本だけ読んで過ごす時間が欲しい。そうしないと積読が一生減らない。
正直全てをちゃんと読むのは無理だと思う。自分が死ぬのが先か、あるいは何らかの事情で失うか手放さざるを得なくなるか。
買ったときは読みたかったけれど今はそんなに……という本もあるにはあるのだが、なんとなく手放せないでいる。そういうもんなのかもしれない。
でも3年ぐらいあれば、半分ぐらいは読めそうな気もする。それでもう未練がなくなるのであれば、やっぱり読みたい。
スマホとネットを絶って、3年ぐらいどこか山の方に住めないものかな。