別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

240208雑感

駅に着いた時点で「おや?」と思った。明らかに人が少ない。受験生が減ったのだろうか、大学生が休みに入ったのだろうか。両方かもしれないが、空いているのはありがたい。電車の中吊りには某テーマパークとコラボした某VTuberらのビジュアルが載っていて、こんな田舎なのにすごいなぁと思った。
ぜひテーマパークじゃない方の村にも行ってあげてください。どっちもアクセス悪いけど!

VTuberといえば、先日バイトの面接に来た方がVTuber熱を語っていたけれど全然わからなかったという話を上司から聞いた。そりゃあ世代と趣味的にそうでしょう。ノリノリでついていけてたらそっちの方が怖い。
まあ趣味は人それぞれだから別にダメってわけじゃないのだけれど、ジェネレーションギャップによる壁みたいなのはやはり大きいと感じる。この世代は大体こういう趣味を持っている……みたいなステレオタイプというか、規範というか。そこからズレていると「大人気ない」とか「子どもっぽくない」なんて言われたりする。うーんめんどくさい。でも50代上司に対して「VTuberについていけないでしょ」って思うってことは、自分の中にもそういう規範があるということなのだよな。
SNSによって、そういう壁みたいなのは少しずつ解体されてゆくものだろうか? おじさんだってニチアサ好きを堂々と公言できるようになるだろうか? ……ってなるとやっぱりちょっとはゾーニングが必要なんじゃないかなという気持ちもあるのだけれど(例えばゲーセンで筐体を子どもに譲らないおじさんは、ダメだと思う)、少なくとも他人がそれを偶然知った上で悪意を持って吹聴とか非難とかするとかいうのは無くなればいいなと思う。趣味の多様性って難しいね。(空想は自由だけれど実行したら絶対にアウトな趣向も多いし)

ちなみにどうでもいいけれど、VTuberは「四天王」とか言われてた頃の盛り上がりぐらいしかほぼ知らない。


話は変わり、今日のお昼休み。駅ナカ書店にて無事『文學界 3月号』を入手してきた。いつもは二冊だった気がするけど、今月は三冊入荷していた。自分が毎月買ってるから……? なんて思うのは思い上がりだろうか。少なくともあと10ヶ月はコンスタントに売れるはずなので、仕入れ続けていただきたい。

3月号の特集は「身体がいちばんわからない」ということで、身体論である。マジでそれな、からだ、わからんよな。と思いながらページを開いたら初っ端からレヴィナスで今月も苦労しそうだ。。
エッセイには鷲田清一・くどうれいん・穂村弘と個人的にも好きなメンツが揃っていて、癒し枠も要してくれているのがありがたい。そして芥川賞受賞の九段さんのエッセイも収録。気合い入ってる。何よりまばゆいばかりのレモンイエローのカバーが素敵だ。ここまで連続で暗めの色だったので、この菜の花カラーには春を感じざるを得ない。そうだよ、3月だよ、もうすぐ春なんだよ。
眠っていた体を起こしてやらねばならない。朝、起きられろ。体操、散歩、続けろ。そんで猫背、やめろ。頭、回転しろ。
そんなふうに、今日もままならない身体といっしょに生きていた。