別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

240307雑感

まずは、今朝の電車で書いていた文章。


一度暖かくなってから寒くなるのがダメなのか、あるいは年度末で環境が変化するのがダメなのか。毎年この時期はメンタルがブレイクダンスを踊っているような気がする。
毎年のことなのでそろそろ慣れてくるのかと思いきや、いつも新鮮な気持ちで死にたくなっているので、感情をコントロールするなんて全くもって不可能だ。

こういうふうに書いていると一見冷静に自己を見つめているように見えるのだが、精神的な落ち込みはその冷静さをも包み込んだところにあって、どんな思考も最終的には「生きていたくない」にたどり着いてしまう。
本当に冷静に自分を俯瞰するなんてのは、幽体離脱して自分の身体を上空から見つめて「なんか呼吸しててウケる」ぐらいの域に達しないと無理なんじゃないか。


死にたいっていうのは、極めて個人的な問題だ。他者に全く開いていない感情だ。
それが耐えられなくて、「生きてる価値がない」とか「死んだほうがマシ」とか、他人の評価軸を巻き込むような言い方をしてしまうこともままあるのだが、結局そんな価値なんて誰にも判断できず、ただ自分が死にたいと感じているだけなのだなと思う(つまり「価値」云々言っているときは、心のどこかで誰かに頼りたい、救って欲しいの気持ちが強いときなんじゃないだろうか。もちろん「そんなことないですよ」って言われたぐらいじゃ全然覆らなくて、そう言ってくれた人にずるずる負担をかけてしまう厄介な状態なのだが)。

存在レベルでの自己否定を繰り返すのは結構しんどいことだ。生命の灯に対して水や砂をかけて一気に消してしまうのではなく、息でフーフーしたり、囲みを作って徐々に弱らせていくような営みである。
だんだんそのこと自体に疲れてきて、ついに漠然とした不安が希死念慮に変わってしまう。
「死にたい死にたいなんて言うけど、ただ構って欲しいだけのパフォーマンスなんじゃないか」「自分の死にたさなんて所詮偽物じゃないか」
そんな自問はしないほうがいい。余計に疲れて死にたくなるだけだ。

おそらく必要なのは、動くことと動かないこと。その両方なのではないか。
まずは、今やっていることを一旦全部やめてしまって、どこか遠くへ移動する。できれば行ったことのない場所。東北、九州、北陸、中国、沖縄。山口とか、島根とか、長崎とか、山梨とか、行ってみたい。そして、行った先で一ヶ月ぐらい、何もしないでいる。
現実的にスケジュールや金銭面のことを考えると難しいかもしれない。でも、「もう死にたい。死のう」みたいな時に現れる謎の衝動力を使えば、できないこともないだろう。
そんな時がいずれくるかもしれないことは念頭に置いといて、日本地図ぐらいは眺めておいてもいいかもしれない。

それを今読み返して


小説を読むことの意義をあえて挙げるならば、「人の多面性を受け入れやすくなる」ことではないだろうか。
「めちゃくちゃ悪いヤツだと思ったらいいヤツ(あるいはその逆)」なんてのは王道で、現代小説だともう少し複雑な心理描写がなされているものも多いだろう。ともかく、そうやって文章を読みながら揺れる心のことを想像することで、「人ってこんな矛盾してるもんなんだ」と気付かされたりする。

「自分の死にたさなんて所詮偽物じゃないか」みたいな自問に囚われていたのは、そんな矛盾を受け入れられなかったからだと思う。
今はもう、なんでもいいやと思っている。朝はあんなに死にたかったけれど、午後には文芸誌を買いに行ってたり(明日死ぬ人間がわざわざ文芸誌を買いに行くことは、まあ、そんなにないだろう)、仕事中に無心でゴミ捨てをしている時には悩みなんてどっか行ってたり、知人からの一言にちょっと嬉しくなったりしていること。そういった「なんで両立できているのか分からない」状態をぐるっと全部包み込んで、自分なのだ。「一貫性」なんてくそ喰らえ。

それ以外のこと

「文チャレ」の報告会を再びはてなブログトップに取り上げて頂いていた。嬉しい。ありがとうございます。

himasogai.hateblo.jp

文芸誌を一年間読んでみるチャレンジは、タグをつけてXとかに感想を投稿していただければゆるっと参加できる感じの企画なので、ぜひご興味あれば。一応「励まし合い・報告会の日程決めグループ」的なものはあるのですが、そちらへの参加は自由です。

で、本日が文學界4月号の発売日だったわけなんですが、まだ先月号を半分しか読めていない……。ついに月を跨いでのイタチゲームが始まってしまいました。
しかもトゥルーイズム読書会の連載を読んでいたら課題本が提示されてて、「来月号までに通読してね!」ってことだったので、読むページ数が倍増してしまい天を仰ぎつつ膝から崩れ落ちました。ご無体な……。でも読めるようになりたいので、頑張って読みます。

そんな風に、明日もまとまりない感じで。生きていこうな。