別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

240425雑感

電車で席が空いたとき、目の前ならあまり迷わずに座るのだが、少し離れた場所だったらちょっと周りの様子を伺って、座らなさそうだな……と思ったらいそいそと歩いていって座ったりする。
そうやって確保した座席でタブレットを開いてカタカタキーボードを叩いている人物をお見かけしたとすれば、それはおそらく私である。

日が長くなって、帰宅の電車に乗る18時過ぎごろにちょうど夕日が差し込んでくるようになった。背中にオレンジのぬくたさを感じながら、線路沿いの家の壁に投射される自分の影を見ていると、指で人型を作って走らせたくなることもあるよね。いつまでも少年だから。

こんなことを色々考えているのは、通勤用に持ってきていた本を朝の電車で読み終わってしまったからである。もうすぐ終わるなあと思っていたけれど、やっぱり片道だけで終わってしまった。だからといって、少ないから家で読もうなんて思っていると、その十数ページがなかなか進まないのだから、困ったもんである。
ともかく、こうやって本を読まずに電車に乗っていると、40分の道のりがものすごく長く感じてしまう。本を読んでいると、だんだん没頭できてきたなーというぐらいで最寄駅に着くので短いのだが、読むものがないとまあ長い。かといってこの神聖な、一日のうちもっとも読書に集中できる時間帯をタイムラインに溶かすのは嫌だ。だからせめてもの抵抗として、書く。

読書のことを考えていると、今月まだ1ページも文學界を読んでいないことを思い出してしまい、軽く絶望した。漠然と一箱古本市で店番しながら読もうかな〜というのはあるのだが、それにしても。帰ったら読もう絶対読もう。最初の1ページを開くことが肝心だ。


いつもの如く時系列が混乱しているが、昨晩のことを少し。
人生で初めて戯曲を読んだ。お題目はチェーホフの『かもめ』だった。今までの人生で演劇をやったのなんてそれこそ小学校の六送会だったかなんかで十年以上前のことになるはずで、そんな演劇から縁遠い自分が戯曲を読むことになったのは、周りの人々が嗜む戯曲や舞台というものに憧れがあったからだ。

何かを演じるということには、複雑な思いがある。なんか前にも書いたような気もするし、長くなるので割愛するが。

———ここで駅到着。20分原付に乗り帰宅———


さすがに家に着くころには、あたり一面が群青に沈んでいる。まだギリギリ春だな。
部屋に入るとごちゃっとした机がまず目に入って、そこから視線を下げると目も当てられない感じになっちゃっていて辟易する。もう2週間ぐらい、掃除をできていない。
このストレスが嫌だから、毎度逃げ出すようにどこかへ出かけてしまうんだろうなあ。頭がパンクしそうだよ。

読む気力と同時に書く気力も吸い取られちゃったので、今日はここで終わり。