別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

部室がなくなったら困るじゃないか

仕事終わりに部室に寄ってきた。

別になんらかの部活とか社会人サークル的なものに所属しているわけじゃないのだが、それはもう「部室」としか呼べないような場所がある。一応カテゴライズするならシェアスペースということになるのだろうが、地元の有志が運営し、それぞれが店番をできる日だけ開けるというゆるい感じ。中には貸本棚があり、借りている人がそれぞれ好きな本や漫画を置いている。利用者が気まぐれにお菓子を持ち寄って、雑談したり、読書したりと自由に過ごせる場所。

ほらもう、部室じゃん?

日常系とかに出てくる、結局何部かよくわからない感じの部活の。

 

しかも今日は読書好きが集まってそれぞれ本を読んでてめっちゃ静かだった。差し入れで持っていったパンをオーブンで焼いて食べながら読む『これ描いて死ね!』は最高だった。カラーページの色彩とか、独特のリズム感とか、良いよね。

普段あまり漫画を読まないので、こういう場所で読書の幅を広げられるのはすごく助かる。だからその分、自分も貸本棚におすすめの本を放り込んでおくのだ。

 

最近、よく通っていたお店(?)が無くなってしまって、ちょっと落ち込んだ。そこもかなり独特な場所で、元から期間限定でやられていて、いずれ閉まることはわかっていたはずなのだけれど、生活の一部が欠けてしまった感じがしてやっぱり寂しい。

やはり、有志や個人が好意でやっている活動は、どうしても続けるのが難しいのかもしれない。その人にはその人の人生がある。それを他人がどうこうできるものではない。

しかし、自分みたく、積極的に新しい場を開拓していけるわけじゃない人間にとって、こういう居場所はそれはもう貴重なのだ。

だからせめて、金銭的に継続が難しいとかの理由では無くなってほしくない。それが一番あり得るんだけど。利用料安すぎるし……。

あー、宝くじとか当たらないかなあ。

 

 

まあ、どんな場所だってずっとあるわけじゃないんだし、もし無くなってしまったら次は自分で作るしかないよな。部室。