別に書くほどじゃないけど…

ツイート以上、フリペ未満の雑文帖

2023年の本と読書

というテーマで、お友達(って書くと自分が一方的にそう感じているだけかもしれずちょっと怖いのだけど)とプチトークをした。今年ももう終わりだし、色々(本関係の出来事が)あったし、ここいらでちょっと振り返ってみようと思ったのだ。ついでに言うと開催予定の読書会に人が集まらず時間が余っ

さて、2023年の年始といえば、私は伊豆にいた。伊豆でリゾバしてた。あったかかった。で、そんな伊豆でGoogle Mapsを開き見つけたおしゃれな本屋さん『本と音楽のお店 つぐみ』さんが、たぶん今年最初に訪れた書店さんだったと思う。そこで『「好き」の因数分解』『熱海の編集室より』『きらめく拍手の音』などを買い、店主さんセレクトの音楽が流れる空間で、いろいろなお話をしたことを思い出す。とても良い時間だった。
それから三ヶ月ぐらい、本も読めず外にも出られない鬱々とした日々が続いたのちに、復活してきたのが5月ごろ。そこで初めて「一箱古本市」に出店した。『ブルシットジョブ』を300円でゲットしたのはいい思い出だ(なお積読)。
そこからブックオフを巡りまくったり、県内に増えつつある個人の古本屋さんを巡りまくったり、県外あちこちの本屋さんと道程にあるブックオフを巡ったりして積読山を高めたりした。

これを書くに際してブックメーターの記録を振り返ってみると、確実に読み終わってる本は45冊ぐらいだった。思ったより読んでたなと思うけど、明らかに買うペースと噛み合ってないので、来年はそこらへんなんとかしたい。年始にブックオフ地獄サイコロツアーに誘われているのですでに先行き不安すぎるが。

今年読んだ本の中で一番良かった本、というとなかなか難しいのだけれど、読み終わって「良かったなあ」という本より「これはすごい、よくわからないけどすごい」という本の方で選ぶならば、『死ぬまで生きる日記』かもしれない。ちょうど死にそうになってた4月ごろに出た本で、出版前からそのタイトルに惹かれていたのを覚えている。昨日発表された未来屋書店さんの第一回「生きる本大賞」にも選ばれていて、この本が救いになる人は絶対多いだろうなあと思う。(その系統で言えば『鬱の本』もすごく良いのだが)。
自分が今まであまり読まなかったから知らなかっただけなのか、それとも実際そうなのかわからないが、日記とエッセイが今アツい。自分の内心を赤裸々に語り、でもそれだけじゃなくて、読み手にとっても心が軽くなるような、そんな本が多く出ているのは喜ばしいことだと思う。
自分にとって書くことはまだ自己満足の範疇を出るものではないが、いつかそんな文章を書けるようになればいいなあ。